トレーダーラボ · テクニカル分析
FxPro. Japan
ボリンジャーバンドの使い方: 値動きの「幅」を見る
ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に、値動きのばらつき(標準偏差)から計算した線を引いた指標です。±2σに触れたら逆張り、という使い方が有名ですが、トレンドの強さを見る道具としても役立ちます。
CFD 取引では個人投資家の 75% 以上が損失を出しています。
バンドの構成
中心線は20期間の単純移動平均線で、その上下に±1σ、±2σ、±3σの線を引きます。σ(シグマ)は標準偏差のことで、値動きが大きいほどバンドは広がり、小さいほど狭まります。
統計の教科書どおりなら、価格の約95%は±2σの内側に収まります。ただし相場の値動きは教科書どおりの分布にはならないため、「±2σの外にはめったに出ない」と考えるのは危険です。
スクイーズとエクスパンション
バンドの幅がぎゅっと狭くなった状態をスクイーズと呼びます。値動きが小さく、相場がエネルギーをためている状態です。その後バンドが急に広がるエクスパンションが起きると、大きな値動きが始まった合図になります。スクイーズ中は方向がわからないので、どちらかに抜けるのを待ちます。
バンドウォークに注意
強いトレンドでは、価格が+2σの線に沿って上がり続けることがあります。これをバンドウォークと呼びます。この状態で「+2σに触れたから売り」と逆張りすると、何度も損切りになります。バンドが広がりながら価格が線に張り付いている間は、逆張りを控えましょう。
逆張りが機能しやすい場面
- バンドの幅がほぼ一定で、中心線が横ばい(レンジ相場)。
- 価格が±2σに触れたうえで、反転を示すローソク足が出ている。
- 利益確定の目安は中心線、損切りは±3σの外側など、出口を先に決めている。
反転の足についてはローソク足の見方で解説しています。
%bで位置を数字にする
%bは、価格がバンドのどこにあるかを数字で表したものです。−2σの線上なら0、+2σの線上なら1、中心線なら0.5になります。1を超えたら+2σの外側にあるということです。複数の通貨ペアを同じ物差しで比べたいときに便利です。
MT4・MT5での設定
- 「挿入」から「インディケータ」、「トレンド」、「Bollinger Bands」を選びます。
- 期間20、偏差2が標準です。±1σや±3σも見たいときは、偏差を変えたものを重ねて表示します。
よくある質問
±2σと±3σはどちらを見ればいいですか?
基本は±2σです。±3σは極端な動きの目安で、そこまで届くことは少ないため、損切りや利益確定の目安として使われることが多いです。
期間は20以外でもいいですか?
変えても構いませんが、20は開発者が推奨し多くの人が使っている設定です。変える場合は、同じ通貨ペアと時間足で過去のチャートを検証してから使ってください。
ボリンジャーバンドだけで取引できますか?
レンジとトレンドで使い方が正反対になるため、それだけで判断するのは難しい指標です。移動平均線の傾きやローソク足と組み合わせ、相場の状態を先に見極めます。